[SICP] SICP第2章読了
第2章の最後の課題は残しているが、読了した。データの抽象化の威力をまざまざと見せられた。
なんといってもこの章のクライマックスの多項式の演算プログラム。
データの型およびClojureでいうマルチメソッドのシステムを自前で用意して、実にエレガントに解いてみせる。これがポリモーフィズムの真価かと。
多項式の係数が多項式の場合も、全く特別扱いする必要なく、再帰的に処理できてしまう。美しい!
取り扱う問題が数学の問題なので、泥臭い部分がなくて済んでしまうのかもしれない。
しかし教科書としてはこれがいい。整理しやすく記憶に残る。データの抽象化とポリモーフィズムがどういうケースで生きるかイメージに残るから応用しやすい。