Robe PikeのNote on Programming in Cを読む
Robe Pikeさんは、UNIX, Plan9などの開発に関わった伝説的なプログラマーとして知られるが、彼が書いた"Note on Programming in C"を読んでみたら、面白かった。
Rob Pike: Notes on Programming in C
似たような議論をどこかで読んだなと思ったら、Kernighanさんとの共著「プログラミング作法」に書かれ内容と一部同じなのだ。(Noteの方が10年くらい古くに書かれたようだ。)
- 作者: ブライアンカーニハン,ロブパイク,Brian Kernighan,Rob Pike,福崎俊博
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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「プログラミング作法」の一番はじめの章は、コーディングスタイルについて述べていて、内容はまるっきりNoteで言っていることと一緒である。
さて、Robe Pikeさんが主張されていることは自分にとって納得がいく。
コードの表現は簡潔で明瞭で冗長にしないことが大事。
例えば変数名の長さは、プログラムの可読性にもろに効いてくる。
for(i=0 to 100) array[i]=0
と
for(elementnumber=0 to 100) array[elementnumber]=0;
がどっちがいいと言われたら、そりゃ前者です。
WindowsとかMacとかJavaとかGUIのOOP系のコードは、変数名、メソッド名がやたら長いのですが、あればしょうがないのかな。(まるっきり文化が違うのだろう)
どっちがいいかは好みかも知れないが、一貫性はあった方がいいんでしょうね。
UNIXの世界はシンプルで好きだな。と改めて思った。