Programmer's Note

コード読み書きの備忘録。

マコネル本の読書

遅ればせながら、最近やっとCode Completeを読んだ。まだ上巻を読了したばかりだが、この本がこんなに面白いとは思わなかった。

ずいぶん前に買って積んでいたが、言わば食わず嫌いだったな。なぜかって一言で言えばMicrosoft Pressだから。
この本は名著ともっぱら評判は良いみたいだけど、MSの人が書いたっぽいからつまらないに違いない。と思い込んでた。反省。
MSの製品はつまらないが、必ずしも出す本はつまらない訳じゃないのね。
(著者のSteve McConnelさんは、厳密にはMSのプロジェクトに関わってたが社員じゃなかったようだ)
元MSの人でやはり面白い本を出してるJoelさんの例もあって、最近はすっかりMSに対するイメージがアップしている。

さて、McConnelさんの他の著作で、エッセイ的なProfessional Software Developmentを今読んでいるが、これも面白い。この人は重厚に文献を読んで分かりやすく本質的な問題を分析する人だなと。

とりあえず前半で「ソフトウェアはソフトではない(変更が簡単だと思うど素人の多いこと)」「銀の弾丸は失敗する(組織がプロセス改善の流行に流されたらおしまいよ)」。
まあ原文ままではないが、そんなことを言っていて、読んでため息し膝を打つのだった。いやまさに、あるある。だなあと。