Joel on Software読み始める
最近 Joel on Software を読み始めた。
以前、書店でぱらぱら見たときは面白そうに見えなかったが、Kindleで原書のお試し版を読んでみると、楽しいではないか。とても平易な英語で読みやすい。
ということで、原書のペーパーバック古本をAmazonで購入。すこし汚れていたが、まあ印刷がクリアであれば全然問題ない。
そして、読んでて楽しい。 著者は言いたいこと言ってる感じで、ユーモアに富んでるし、主張してることも納得できる。
これ、もうちょっと早くに読んでおけば良かったな、と。とはいえ、英語読書に慣れてきたのは最近だから、この本が出た2004年は絶対読んでなかったな。
まあ、教訓は翻訳本の内容は原書を読んでから判断すること、だ。技術書に限らず、すべてのジャンルに言えることだけど、日本人作家でも好きな作家とそうでない作家がいる訳で、訳本はやっぱ翻訳者の作品だなと痛感。
さて、まだ1/3程度だが、読んで思ったのはこの人は経験に裏打ちされた現実主義者だな。と。 だいたいにおいて、プロジェクトマネージャーは夢見がちな人種が多いけど、この人は技術者寄りの視点を持っている。(というか技術者だろうけど)
現場で界王拳を多用しても、しょせん現実は20%くらいパワーアップしない。なのに、しっぺ返しは絶対にくらう、的なことを言っている。
仕様書を書く上で重要なことはFunnyであること、と言っているのはぐっと来た。 ユースケースを多少ふざけて書くという発想なかったな。これは確かに楽しい。
結局、仕様書は書かなきゃいけない。そこはさぼれない。 (つまり、仕様書を書かないデメリットを打ち消すウルトラCはない) ならば楽しく書こうではないか。という発想だね。